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絵屏

えへい
名詞
1
標準
文例 · 用例
次ぎの部屋の方の片すみによせて故人|蘭渓の筆になった絵屏風なぞが立て回してある。
第二部上 夜明け前 青空文庫
私は丁度その先便で母や妹宛に、今度帰って行くことにしたから、裏庭にはあきれる程までにトマトを植え、井戸の上には藤棚をしつらえ、私のささやかな書斎の前にはヘチマを上げるように、そして前庭には絵屏風となるまでに朝鮮朝顔をと書いて送ったのだ。
金史良 故郷を想う 青空文庫
元禄踊りの絵屏風をさかしまに悲しく立て廻した中にしなよく友禅縮緬がふんわりと妹の身を被うて居る。
宮本百合子 悲しめる心 青空文庫
その隆運の気は、この六波羅の地相にも、まるで、絵屏風を展げたように漲っていた。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
そして「大宋国|山川社稷之図」という大きな構図の絵屏風が立てめぐらしてあり、屏風の裏面は白無地だったが、ふと、柴進がそのうしろにまわってみると、何と、国内四人の大寇(むほんにん)として、天子直筆で、四名の名がしるされていた。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
まだ積んだまゝの雜具を繪屏風で劃つてある、さあお一杯は女中さんで、羅綾の袂なんぞは素よりない。
泉鏡太郎 春着 青空文庫
屏風、繪屏風、衣桁、衝立――お輕が下りさうな階子もある。
泉鏡太郎 飯坂ゆき 青空文庫