石蹴り
いしけり
名詞
標準
form of hopscotch in which the player kicks a stone through the course
文例 · 用例
向う岸は倉庫と倉庫の間の空地に、紅殻色で塗った柵の中に小さい稲荷と鳥居が見え、子供が石蹴りしている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
天気のいい日で、お腹の空かない奴は、弁天山付近に集まって石蹴りなぞをして遊んでいる。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
学校が終ると、いつも数名連れ立って帰ってくる私達に、ときどきその緒方という少年は何処までも一しょにくっついてきて、自分の家へは帰ろうともせずに、夕方遅くまで私達と石蹴りやベイごまなどをして遊んでいた。
— 堀辰雄 『幼年時代』 青空文庫
よく見ればそこにも流行というものがあって、石蹴り、めんこ、剣玉、べい独楽というふうに、あるものははやりあるものはすたれ、子供の喜ぶおもちゃの類までが時につれて移り変わりつつある。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
飴屋は後で死際の人間の心持に逆っても悪いから貰ったようなものの、こんな石蹴りの大きいのなんか、子供へやるより外に仕様があるまいと、そのまま飴箱の中へ投りこんだものさ」「アッ」 隣の室からは、押し付けられたような驚きの声。
— 野村胡堂 『呪の金剛石』 青空文庫
のぞいて見ると、十歳を頭と思われるくらいの男の子が五六人、いずれも背中に乳呑児を結びつけて、子守を仰せつかりながら、桜の木の下で石蹴りなんぞをして、遊んでいるところであります。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
メンコ、根ッ木、ブランコ、縄飛び、ラムネの玉遊び、コマ、凧、石蹴り、石鉄砲、竹馬、金輪廻し、吹矢、当て物、隠れンぼ、かるた、十六ムサシ、といったような類である。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
ちよんがくれにも、めかくしにも、をか鬼にも、石蹴りにもあきたお国さんは前髪をかきあげて汗ばんだ額に風をあてながら「こんだなにして遊びませう」といふ。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
作例 · 標準
公園では、子供たちが元気いっぱいに石蹴りをして遊んでいた。
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雨上がりの路地に、懐かしい石蹴りの升目がくっきりと残っていた。
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「ねぇ、この石、石蹴りにちょうどいいんじゃない?」と、娘が手のひらの小石を見せた。
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幼い頃、友達と日が暮れるまで石蹴りに熱中した記憶が蘇る。
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