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滑り出る

すべりでる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to slip out
文例 · 用例
こどもの戀心を汲み取つて述べる母親の口からは、自然とかういつた舊套な抒情詩が滑り出るのだつた。
岡本かの子 狂童女の戀 青空文庫
」私は、するする科白が舌を滑り出るやうな爽やかさを覚へた。
牧野信一 妄想患者 青空文庫
自分の口から滑り出る言葉は、人形の腹を圧して鳴らす音みたいなもので、決してそれに正当な意識が伴ひさうには思へなかつた。
牧野信一 眠い一日 青空文庫
ある日、雨に降り籠められて、彼は甥と雑談に耽つてゐたが、「原子力以外にまだ発見されてゐないものがあるだらう」 ふと、その言葉が口を滑り出ると、彼のなかにニユー・アダムがギラギラと眼を輝かしだした。
原民喜 火の踵 青空文庫
しかるに、彼の口からは、倫敦リジェント街とピキャデリの角の英語が、尻上りの粋さをもって滑り出るのである。
長靴の春 踊る地平線 青空文庫
なア、八、歸らうぜ、――誰も縛られる者はない筈だ――」 平次は互に抱き寄る父子を尻眼に、そつと其座を滑り出るのでした。
尼が紅 錢形平次捕物控 青空文庫
なア、八、帰ろうぜ、――誰も縛られる者はないはずだ――」 平次は互に抱き寄る父子を尻眼に、そっとその座を滑り出るのでした。
尼が紅 銭形平次捕物控 青空文庫
日頃平次に鼻を明かされ通しの萬七は、そのまゝ滑り出ると、笹野新三郎と對立關係になつてゐる與力堀江又五郎のところへ飛んで行きました。
火の呪ひ 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
長いトンネルを抜けると、列車は雪に覆われた平原へと滑り出るように進んだ。
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瓶を逆さまにすると、中から透明な液体が滑り出るように注がれた。
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急カーブを曲がりきれず、車が路肩の草地へと滑り出てしまった。
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滑り出る(すべりでる) — 幻辞.com