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罷出

まかで
名詞
1
標準
文例 · 用例
惣菜ものの蜆さえ、雛の御前に罷出れば、黒小袖、浅葱の襟。
泉鏡花 雛がたり 青空文庫
すなわち猪苗代の城、亀姫君の御供をいたし罷出ました。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
忘れぬ前に申上げたい儀で罷出た。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
ためにこれへ罷出た。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
おしるしに頂戴してくれるようにと申すんで、や、も、御覧の通、不躾ながら罷出ました。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
」「いや、それに就いて罷出ました……無面目に、お家を窺い、御叱を蒙ったで、恐縮いたすにつけても、前後|申後れましてござるが、老人は下谷|御徒士町に借宅します、萩原与五郎と申して未熟な狂言師でござる。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
いや就きまして……令嬢に折入ってお願いの儀が有りまして、幾重にも御遠慮は申しながら、辛抱に堪えかねて罷出ました。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
仕るは狐の化、なれども日頃の鬱懐を開いて、思うままに舞台に立ちます、熊が穴を出ました意気込、雲雀ではなけれども虹を取って引く勢での……」 と口とは反対、悄れた顔して、娘の方に目を遣って、「貴女に道を尋ねました、あの日も、実は、そのお肝入り下さるお邸へ、打合せ申したい事があって罷出る処でござったよ。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫