玉敷き
たましき
名詞-の形容詞名詞
標準
beautiful (as if adorned with jewels)
文例 · 用例
――『玉敷きの都の中に、棟を並べ甍を争へる、尊き卑しき人の住居は、代々を経てつきせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
〔まひるつとめにまぎらひて〕宮沢賢治まひるつとめにまぎらひてきみがおもかげ来ぬひまはこころやすらひはたらきしそのことなにかねたましき新月きみがおももちをつきの梢にかゝぐれば凍れる泥をうちふみてさびしく恋ふるこゝろかな
— 宮沢賢治 『〔まひるつとめにまぎらひて〕』 青空文庫
けたたましき跫音して鷲掴に襟を掴むものあり。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
)忽ち南蛮寺の前にてけたたましき響す。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
そうしてすべてこれらの混乱の渦中にあって、今や我々の多くはその心内において自己分裂のいたましき悲劇に際会しているのである。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
さてこれより金崎へ至らんとするに、来し路を元のところまで返りて行かんもおかしからねばとて、おおよその考えのみを心頼みに、人にさえ逢えば問いただして、おぼつかなくも山添いの小径の草深き中を歩むに、思いもかけぬ草叢より、けたたましき羽音させていと烈しく飛びたつものあり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
だんだん聞けば、予の留守のあいだに、日光の町にいたましき事件が突発して、かの磯貝満彦という青年紳士が何者にか惨殺されたるなり。
— 岡本綺堂 『慈悲心鳥』 青空文庫
妹み山の百合とみづからの童貞をまもる心には、戀もやがてはいたましきむごたらしさの力のみ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
作例 · 標準
春の陽光を浴びて、玉敷きの庭園に咲く花々が美しく輝いている。
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貴族たちの邸宅は、まさに玉敷きと呼ぶにふさわしい豪華絢爛な造りだった。
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玉敷きの広間に一歩足を踏み入れると、その荘厳な雰囲気に圧倒された。
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