ピーン
ピーン異読 ピコーン・ピューン
表現
標準
ding
文例 · 用例
しなしなと揺れしなっていた二間余りの細い竹がピーンと張り切って、さながらに鋭利な真槍の如くに、ピタリ、老神主の黒目を狙っているのです。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
腕の出来る者が鳴らすと、同じ鍔鳴りは鍔鳴りであっても、ピーンと冴えて、音が違うのです。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
十郎次出家、立たッしゃい」 ぐんぐん引立てて行くと、手もなく投げ込んだと見えて、ピーンと錠前のかかる音がひびき伝わりました。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
ピーン、陶器の割れるその音を、彼はたしかにきいた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
例へば奴は自分ばかりが、そんなにのろのろと草を喰んだり水を呑んだりしてゐるので、私も謀らぬ酔のために喉の乾きに駆られるので、鞍から降りようとすると、直ぐにその気合ひを悟つて、突然ピーンと後脚で跳ねあがつて、メリゴウラウンドの木馬のやうな波型で飛び出したりするので、私は降りる機会さへも見出せなかつた。
— 「吾が昆虫採集記」の一節 『夜見の巻』 青空文庫
」 これを聴いた松永は、あたしの腕の中に、ピーンと四肢を強直させた。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
ピーンと錠をあけると、鞄が崩れて、ピカピカする手術器械が現れた。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
巴御殿の玄関に立ち、「ご免」といった声にさえ、ピーンと覇気がみなぎっている。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
電子レンジがピーンと鳴って、お弁当の温めが終わったことを知らせてくれた。
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彼女のさりげない一言を聞いた瞬間、事件の謎が頭の中でピーンと繋がった。
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釣り糸をピーンと張ったまま、魚が餌に食いつく繊細なアタリをじっと待つ。
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