雨の多い
あめのおおい
表現形容詞-語幹
標準
rainy
文例 · 用例
」かう云つたが、義雄はこのやうに雨の多い土地のことや、現在もどんどん降つてゐて、裏の小川があふれ出したことなど思ひ及ぶと、甲州一體に於ける去年の大洪水の新聞記事や、汽車の窓から實見することが出來ると云ふ悲滲の跡を、晝間でも戸を締めて引ツ込んでゐる室内で再び考へないではゐられないのである。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
旱魃に饑饉なしといい慣わしたのは水田の多い内地の事で、畑ばかりのK村なぞは雨の多い方はまだ仕やすいとしたものだが、その年の長雨には溜息を漏さない農民はなかった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
中でもパナマ地方は、雨の多いところなので、沼や流れが多い上に、大木の森林がひろがりつゞいてをり、草なぞも、おそろしくのびしげるのでもつて、いたるところにくさり水がたまるので、蚊のゐることゝ言つたら、たいへんなものでした。
— 鈴木三重吉 『パナマ運河を開いた話』 青空文庫
白柳秀湖氏の研究によると、東京で最も雷雨の多いのは杉並のあたりであると云う。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
わたしの知る限りでも、東京で雷雨の多いのは北|多摩郡の武蔵野町から杉並区の荻窪、阿佐ヶ谷のあたりであるらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
昨夜からひどく降つた雨も、今朝からすつかり上つたけれど、雨の多い山國の初秋のことで、鼠色の雲が空を閉ざし、白い雨雲が國境の方の峰から走つて來ては、足もとをかすめては谷を越えて、向ふの峰へ飛んでゆくのが、冒險家に一入の風情を添へたのだつた。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
秋も末になると、いつも雨の多いものじゃが、ことしは日和つづきで仕合わせじゃ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
この年は正月早々からとかくに雨の多い春でしたが、二十二三日からからりと晴れて、暖い梅見日和がつづいたので、浅井の屋敷では主人の因幡守が妾のお早と娘のお春を連れて、砂村の下屋敷へ梅見に出かけることになりました。
— 新カチカチ山 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨の多いについて考えている。
雨の多いという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨の多いの意味を理解している。
この文には雨の多いが含まれている。