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雁首

がんくび
名詞
1
標準
head (of a Japanese pipe, i.e. the bowl and shank)
文例 · 用例
婦人用の烟管の吸口と雁首に附けた金具に、銀と赤銅とを用いて、銀白色の帯青灰色との横縞を見せているのがある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
と、ちよつと形の説明に困るが、大福餅ほどの大きさと形を持つた雁首に火吹竹ほどの柄をつけた阿片吸飮具を左手にとつた女は右手の耳かき樣なもので枕元の小鑵からちやうどにかわを少しゆるめたやうな褐色の半液體をすくひ上げて、雁首の表面の小さな孔の邊へぬすりつける。
南部修太郎 阿片の味 青空文庫
さて、受け取つたのを口に當てて、日本の煙管を吸ふやうな積りで、雁首の孔の處を豆ランプにかざしながら私は三四度ゆつくり吸つてみたと女が駄目だ、もつと激しく吸へとまた手振口振で教へる。
南部修太郎 阿片の味 青空文庫
人差指に雁首を引掛けてぶら下げておいてから指で空中に円を画きながら煙管をプロペラのごとく廻転するという曲芸は遠心力の物理を教わらない前に実験だけは卒業していた。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
それを雁首に挿込んでおいて他方の端を拍子木の片っ方みたような棒で叩き込む。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
昔自分に親しかったある老人は機嫌が悪いと何とも云えない変な咳払いをしては、煙管の雁首で灰吹をなぐり付けるので、灰吹の頂上がいつも不規則な日本アルプス形の凸凹を示していた。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
それが年の始めのいちばんだいじな元旦の朝となると、きまってきげんが悪くなって、どうかすると煙草盆の灰吹きを煙管の雁首で、いつもよりは耳だって強くたたくこともしばしばあった。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
」 と、雁首で、猫の額をぴしりと打つた、ぎやつ、と叫ぶと、猫は斜かひに飛んで、早や、其處が用水べりの田圃に飛んだ。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
作例 · 標準
祖父の遺品の中から、立派な銀細工の雁首がついた煙管が出てきた。
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職人が丹精込めて作った雁首は、見ているだけで飽きない美しさだ。
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あの時代劇に出てくる武士は、よく雁首に火をくべていたね。
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2
標準
neck
作例 · 標準
長年愛用していたキセルの雁首が折れてしまい、修理に出すことにした。
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「おい、雁首突っ込んで何見てるんだ」と現場監督に鋭い声で呼び止められた。
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欄干から身を乗り出し、川底を覗き込もうとする子供たちの雁首が等間隔に並んでいる。
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職人が一つひとつ丁寧に磨き上げた銀製の雁首が、卓上で鈍く光を反射している。
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ウィキペディア曖昧さ回避

雁首(がんくび、かりくび) 雁(がん、かり)の首。 転じて、形状が類似している、煙管に於ける刻み煙草を詰める火皿を含む前部部分の通称。 カリ首 - 転じて、形状が類似している、陰茎に於ける亀頭部分とのくびれ(亀頭溝、亀頭冠)の俗称。

出典: 雁首 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0