貿
貿
名詞
標準
文例 · 用例
商業商業は旗のやうなものである貿易の海をこえて遠く外國からくる船舶よあるいは綿や瑪瑙をのせ南洋 亞細亞の島島をめぐりあるく異國のまどろすよ。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
支那の貿易商人みたいな洋服姿で、佐藤惣之助が先頭にやつてきた。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
日本が外国と貿易を始めると直ぐ建てられたらしい、古い煉瓦建の家が並んでいた。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
その一例を挙げますれば日本国の二十分の一の人口を有するデンマーク国は日本の二分の一の外国貿易をもつのであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
すなわちデンマーク人一人の外国貿易の高は日本人一人の十倍に当るのであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
すなわちアフリカの内地を探検して、その地理を明かにしこれに貿易を開いて勢力を与えねばいけぬ、ソウすれば伝道は商売の結果としてかならず来るに相違ない。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治だのがあるのは、なんのためだか、このごろ私にもわかって来ました。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
この祖父は、壮年の頃は横浜で、かなりの貿易商を営んでいたのである。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫