ミルク色
ミルクいろ
名詞-の形容詞名詞
標準
milk-white
文例 · 用例
京子の若い日の癖の無い長身、ミルク色にくくれた頤。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
○婦人一、(恐怖の眼で空の一角を指さし)おゝ恐ろしい、恐ろしい、ごらん、あの自然の一角を、○婦人二、(恐怖をもつて)自然が騒ぎ出したごらん、ミルク色の雲が、みる/\不機嫌な灰色になつてしまつた。
— 小熊秀雄 『きのふは嵐けふは晴天』 青空文庫
……ミルク色の朝霧の中で若者は娘にキスした、――五体が忽ち底なしの硝子管見たいなものゝ中を急転直下して行くかのやうな怖ろしく甘い寒さに縮みあがつた。
— 牧野信一 『パンアテナイア祭の夢』 青空文庫
ミルク色にあけて行く京都の町を、運転手はいちいち名所に立ち寄つて説明してくれた。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
ミルク色に立ちこめた雨の中から、組み合った糸杉の群りすすんで来るような朝の雨だ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
ミルク色の大きい手だ。
— 林芙美子 『瀑布』 青空文庫
――「冷かな東北の微風、ミルク色の海と湛えた霧のなかに、巖のように聳ゆる鉄筋コンクリートの建物の屋上から、朗かな妖精の声が響きます。
— 豊島与志雄 『エスキス』 青空文庫
蔽いかぶさった灰色の低い空、深々と湛えたミルク色の海、際知れぬ遠くからくる冷い気流、そのなかに峙立った巖の上で、錆びくちた鉄柵にかこまれて、彼等は十分間の自由に嬉々として、彼等の肺活量一杯に、妖精の叫びを挙げるのです……。
— 豊島与志雄 『エスキス』 青空文庫
作例 · 標準
彼女が着ていたセーターは、優しいミルク色でとても似合っていた。
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家具をミルク色に塗り替えるだけで、部屋が明るい印象になった。
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赤ちゃん用の肌着は、清潔感のあるミルク色のものが人気だ。
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