掖門
えきもん
名詞
標準
文例 · 用例
北平の李譲、梁明等、世子を奉じて防守甚だ力むと雖も、景隆が軍|衆くして、将も亦雄傑なきにあらず、都督瞿能の如き、張掖門に殺入して大に威勇を奮い、城|殆ど破る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
――と、もうその時、儀杖の先頭は、宮中の北掖門へさしかかっていた。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
三 禁門の掟なので、董卓も、儀仗の兵士をすべて、北掖門にとどめて、そこから先は、二十名の武士に車を押させて、禁廷へ進んだ。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
「おい、十郎」 さっきからその高氏は、掖門ノ廊に床几をおいて、内苑の梅でも見ている風だったが、ふと過ぎりかけた部将の佐野十郎へ、こう呼びかけた。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
そうだ、坊へ剃刀をお返しして来い」 彼も去り、高氏も床几を立って、ふと掖門の梅の下に立ったときである。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
尊氏の水軍近づく―― の報に、義貞も幕僚たちと共に掖門の外に立って海上を眺めていたが、「そうか。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫