燃え崩れる
もえくずれる
動詞
標準
文例 · 用例
椰子や護謨の樹に燃え移る焔が樹油にパチパチ刎ねる音や、燃え崩れる小屋の地響きや、敵方の上げる閧の声が、千古斧を入れない森林の夜を戦場のように掻き立てる。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
槿花一朝の夢として、武蔵野に現われた阿房宮、逃げ水屋敷の燃え崩れる姿を、背景にして四散する人々!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
燃え崩れる梁に打たれながら、「ろおれんぞ」が必死の力をしぼつて、こなたへ投げた幼子は、折よく娘の足もとへ、怪我もなくまろび落ちたのでござる。
— 芥川龍之介 『奉教人の死』 青空文庫