二死後
にしご
名詞副詞
標準
after two outs
文例 · 用例
リゼットの疲れた胃袋に葡萄酒がだぶついて意地の悪い吐気が胴を逆にしごいた。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
家へ帰って見ると妹は機屋の天井にしごきをかけて縊死していた。
— 田中貢太郎 『雀が森の怪異』 青空文庫
そう思い思い布の一方を手早く縫い終わって、縫い目を器用にしごきながら目をあげると、そこには貞世がさっきのまま机に両|肘をついて、たかって来る蚊も追わずにぼんやりと庭の向こうを見続けていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
のどかな顔ばかりしていねえで、たっぷり投げなわにしごきを入れておきなよ。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
しごきといや、天智天皇の昔から、ひと重のもので、ギュッと伊達にしごいて用いるからこそ、そういう名まえがついているくれえのものなのに、ふた重で袋仕立てになっているたアあんまり聞かねえからね、こいつ、何かいわくがあるだろうと、じつあ首をひねっていたんですが、かなわねえね。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
リュウリュウと麻幹のごとく見事にしごいて、白髯たなびく古木の面に殺気を漂よわながら、エイッとばかり気合もろ共鳥刺しの面前にくり出すと、「小僧ッ、これでも消えぬかッ」 すべてが全くすさまじい変化でした。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
――と見えた一刹那、ヒュウと手元にしごいて繰り出したかと見えるや、術の妙、技の奥儀、主水之介程底の知れない男もない。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
そして素早く、そのグニャリと垂れ下った女の手の皮を握ると、手袋を嵌めるあの要領でスポリと逆にしごいた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
野球の試合は、二死後ランナーが満塁になるという緊迫した状況だ。
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二死後に飛び出したホームランで、チームは逆転勝利を収めた。
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あのピッチャーは二死後からの集中力が素晴らしい。
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