広記
こうき
名詞
標準
文例 · 用例
北海道にもある、支那にもあるから太平広記に出ている。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
わたしにも判らないが、太平広記に、天人が飛天夜叉を捕えて成敗する話が載せてある。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「五代を過ぎて宋に入りますと、まず第一に『太平広記』五百巻という大物がございます。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
『太平広記』二一六に『国史補遺』を引いて、晋の隗氏がここへくるはず、この人われに借金あり、予が書き付けおく板を証拠として債促せよ、と言って死んだ。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
それより五百年ばかり後支那で出来た『笑林広記』に、類話二つを出し、一は蓮花を画き置くと、不在中に痕なく消え失せたり、夫大いに怒ると妻落ち着き払って、汝は不適当な物を画いた、蓮の下の蓮根は食える物ゆえ来る人ごとに掘り取り、蓮根枯れれば花が散るはずでないかとあり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『笑林広記』に孕んだ子の男女いずれと卜者に問うに、〈卜し訖りて手を拱いて曰く、恭喜すこれ個の卵を夾むもの、その人甚だ喜び、いわく男子たること疑いなし、産するに及びてかえってこれ一女なり、因って往きてこれを咎む、卜者曰く、これ男に卵あり、これ女これを夾む、卵を夾む物あるは女子にあらずして何ぞ〉。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『嬉遊笑覧』に、『太平広記』にいわく、白鼠身|皎玉のごとく白し。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
由って虎を霊視するの極、本来動物崇拝を峻拒する回教徒中にあっても、かつて上帝が虎と現じて回祖と談じたと信ずる輩すらある(『太平広記』二九二。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫