養い親
やしないおや
名詞
標準
godparents
文例 · 用例
その無技巧の丸い眼と、特殊の動作とから、復一の養い親の宗十郎は、大事なお得意の令嬢だから大きな声ではいえないがと断って、「まるで、金魚の蘭鋳だ」 と笑った。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
おらちも従弟同士の若い男を憎いとは思わなかったが、養い親と彼との関係を薄うす覚っていたので、素直にそれに靡こうともしなかった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
この情け深い養い親はある会社の集金係をしていて、もとより豊かな人ではなかったが、子供がなかったし、夫婦|揃って好人物であったから、艶子は世の孤児のように不幸ではなかった。
— 合作の四 『五階の窓』 青空文庫
小鳥類の子供が親あるいはその他の成長した同胞から歌うことを習うはたれも知っていることで、多少種類の違った鳥でも卵の時からあるいは幼い雛の時からある他の鳥に育てさせると、成長する間に養い親の歌を覚えて、自分の種属に固有な歌とは全く違った歌を巧みに歌いうるようになる。
— 丘浅次郎 『生物学より見たる教育』 青空文庫
零落した昔しの養い親を引き取って死水を取って遣る事も出来たろう」 黙ってこう考えた健三の腹の中は誰も知る者がなかった。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
ところでそれがひょんな事情から、この女の人が、じつは養い親でしかなかったということがわかったのだ。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
それでおまえが大きくなったとき、どうかまあ、気のどくな旅の音楽師が自分を養い親の手から引きさらって行ったときには、つらくもこわくも思ったようなものも、つまりそれがよかったのだと思って、喜んでくれるときがあればいいと思うのだ。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
――お照さんは養い親の宇太八を訪ね宇太八に文句を作らせて、あんな手紙を書いた。
— 巨盗還る 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
血は繋がっていないが、私を育ててくれた養い親こそが本当の両親だ。
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養い親に恩返しをするため、彼は社会人になってから必死に働いた。
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施設から引き取られた少女は、優しい養い親に恵まれて笑顔を取り戻した。
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