覧料
らんりょう
名詞
標準
文例 · 用例
此の処活動写真の、次の映画幕は何の様な光景を展開するか、タカタカ、タンタン、タカタカタンというところだが、賢い奴は猿面冠者の藤吉郎で、二十何万石という観覧料を払った代り一等席に淀君と御神酒徳利かなんかで納まりかえって見物して居るのであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
しかも洗って見れば其の観覧料も映画中の一方の役者たる藤次郎政宗さんから実は巻上げたものであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
劇場の観覧料は多年の習慣に従って、今まで銀何匁と唱え来たりしが、この座が初めて何円何十銭に改め、爾来その例に倣うもの続々あらわる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
三十銭の観覧料が、初日だったので半額の十五銭だったのだ。
— 菊池寛 『天の配剤』 青空文庫
それが現在の浅草に於ける芝居、活動の観覧料の標準となり、延いて日本全国の活動や何かの料金にも或る影響を与えている訳である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
序に云ふが博物館も植物園も観覧料を取らない。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
そこで閲覧料を十銭だせ、と書いてある。
— 宮本百合子 『図書館』 青空文庫
借覧料を要せず、入場者をして勝手に書籍の出納をなさしむ。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫