虹橋
にじばし
名詞
標準
文例 · 用例
ドッと打ち出す種ヶ島、ヒューと飛び来る吹矢の矢を発止と杖で打ち落とし、老人と少年は次第次第に虹橋を渡って空に昇る。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
これが私どものできる精いっぱいです」 そこで、タクシーに大急ぎで戻って、3速でぶっ飛ばし、彗星のようにスタテン橋に突っ込み、鋼鉄の虹橋に踏み込んだ。
— THE WORLDS OF IF 『もしも世界』 青空文庫
「あの虹橋の辺はどうだ」「よいでしょう」 偉丈夫の指さすところは町はずれの楊柳の多い池のほとりだった。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
掛け給え」 偉丈夫は、虹橋の石欄へ腰をかけ、劉備にもすすめた。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
虹橋の下には、枯蓮の葉がからから鳴っていた。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
猪肉売りの浪人の腰にあるよりは、むしろ池中に葬って――」 あなや、剣は、虹橋の下に投げ捨てられようとした。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
どこか貴公子の風がある」 張飛は見送りながら、独り虹橋の上に立ち暮れていたが、やがてわれにかえった顔をして、「そうだ、雲長にも聞かせて、早く歓ばしてやろう」と、何処ともなく馳けだしたが、劉備とちがってこれはまた、一陣の風が黒い物となって飛んで行くようだった。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫