騙し合い
だましあい
名詞
標準
cheating each other
文例 · 用例
灯の煌めくときは周囲の夜闇を深夜のように圧し黒め、消ゆるときは一色の闇の中にも川―河岸―空と三段の区別を淡く透して宵のうちに返る灯と闇との関係は妙に互いに反対の効果を狙い合って騙し合い/\しているようでございます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
思想の価値は、表現方法を舞台とする巧妙なかけ引きと、騙し合いと、を経た後に、一つの契約として登場する。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
愛し合うことは騙し合うことよりもよっぽど悲痛な騙し合いだ。
— 坂口安吾 『おみな』 青空文庫
然し、若しこれが、双方のだましあいの喜劇に終らず、一方だけがだまされる悲劇に終ったとしたならば、御仲人様の責任は決して軽くはないと思います。
— 小酒井不木 『秘密の相似』 青空文庫
更に、その愛という言葉が、人間同士の思いちがいや、だましあいの媒介物となったのは、いつの頃からでしょう。
— 宮本百合子 『愛』 青空文庫
だましあい、より美しくより愛らしく見せようとし、実質的に自分の魅力のなかで相手を生活させようとする。
— 坂口安吾 『デカダン文学論』 青空文庫
作例 · 標準
友達とトランプで遊んでいたが、いつの間にか真剣な騙し合いになっていた。
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ビジネスの世界では、時には容赦ない騙し合いが繰り広げられる。
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「もう騙し合いはうんざりだ。正々堂々やりたい。」
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