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禁色

きんじき
名詞
1
標準
restrictions on the use of colors by ranks of Heian-era courtiers
文例 · 用例
あはれ此程までは殿上の交をだに嫌はれし人の子、家の族、今は紫緋紋綾に禁色を猥にして、をさ/\傍若無人の振舞あるを見ても、眉を顰むる人だに絶えてなく、夫れさへあるに衣袍の紋色、烏帽子のため樣まで萬六波羅樣をまねびて時知り顏なる、世は愈々平家の世と覺えたり。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
上※女房――御匣殿・尚侍・二位三位の典侍・禁色をゆるされた大臣の女・孫――の眉と、下位の何某の婦の眉と同じということはない。
上村松園 眉の記 青空文庫
禁色』に出てくる男色家ジャッキーを指して言つてゐるのだが、いつそそつくりそのまま、當の作者に當てはまりさうである。
ナルシシスムの運命 三島由紀夫 青空文庫
それが『禁色』であることは言ふまでもない。
ナルシシスムの運命 三島由紀夫 青空文庫
4『禁色』の特徴は、その非妥協性と、交響曲のやうな壯大な構成とにある。
ナルシシスムの運命 三島由紀夫 青空文庫
禁色』は、このモンテルランの四部作が終つた所に始まつてゐると言つていいだらう。
ナルシシスムの運命 三島由紀夫 青空文庫
しかしそれでもなお不平な公卿があって、禁色を聴された者が雑役に服する例のないことを言い張り、将軍参内当日には祗候せぬ、とダダをこねた話もある。
原勝郎 東山時代における一縉紳の生活 青空文庫
ウィキペディア

禁色(きんじき)とは、日本の朝廷において、一定の地位や官位等を持つ者以外に禁じられた服装である。特定の色のほか、地質等にも及んだ。平安時代の9世紀半ば以降、特定の官人に上位の衣服を許す「禁色勅許」が出されるようになり、特権として重視された。逆に誰でも使用できる色のことを「ゆるし色」と言った。

出典: 禁色 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0