炙り焼き
あぶりやき
名詞
標準
文例 · 用例
まあ、その鵞鳥は今頃、ピータソンの家の暖炉の前で、あぶり焼きにされているに違いない。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
スライト、カレー揚げ卵と、あぶり焼き腎臓が無いぞ。
— The Nether Millstone 『煉獄』 青空文庫
だからゴリオ氏が彼女のところに身を落ち着けたその日、ヴォーケ夫人は夜寝る時、まるで薄皮に包まれてあぶり焼きにされるヤマウズラのように身を焦がす思いがした。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
裁きのことをなにかきくかと思ったが、もちろんそんなことは口にせず、やまどりが手に入ったから、焙り焼きとお椀にしましたと云った。
— 山本周五郎 『改訂御定法』 青空文庫
そして冬になるとつぐみを捕って益村家へ持って来、自分で巧みに焙り焼きをつくった。
— 山本周五郎 『滝口』 青空文庫
祖父が好きだったからだろう、父は喰べなかったが、安宅は祖父の相伴で、毎年その焙り焼きを喰べるのがたのしみだったし、久太夫が鳥さしにゆくときついていったりして、その鳴き声も覚えてしまった。
— 山本周五郎 『滝口』 青空文庫
その日も鹿と猪と山鳥に、しぎのつくね煮という献立てで、芹と胡桃の叩いたのを詰めた山鳥の焙り焼きはうまかったが、鹿と猪には安宅も手が出なかった。
— 山本周五郎 『滝口』 青空文庫