火蓋を切る
ひぶたをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to start (an argument, a battle, etc.)
文例 · 用例
とにかく幼少なる「加八」君はここでそのありたけの深謀をちゃんちゃんこの裏にめぐらして最後の狙いを定めて「ズドーン」と云って火蓋を切る真似をする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
直ちに鉄砲を取り直して火蓋を切ると只一発で転がつた。
— 長塚節 『しらくちの花』 青空文庫
そして彼等が気を取直さないうちに、大地主と私だけではなく、丸太小屋からハンターとジョイスまでが、火蓋を切る暇があった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
」「布哇の日系米人、騒がず」「墨西哥の首都附近に、叛軍迫る、一両日中に、クーデター起るものと予測さる」「英、仏両国は中立を宣言す」「注目すべきレニングラードの反政府運動」「中華民国も一と先ず中立宣言か」「上海に市街戦起る、○○師団、先ず火蓋を切る。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
主力の距離は、まだ五万メートルからあって、火蓋を切るところまでは行かなかったけれど、隊形は、米国艦隊が飽くまで南西の進路を固執し、一挙|鹿島灘から東京湾を突こうというのに対し、我が日本艦隊は真南から襲い懸って、一艦一機を剰さず、太平洋の底に送り込もうというのであった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
きたるべき戦争においては、世界主義者や平和主義者なども、革命国約議会の先人たちと同じように、民衆の幸福と平和の勝利とのためだと信じながら、銃砲の火蓋を切るに違いない……。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
ついに与野党の代表による、予算案を巡る論戦の火蓋を切った。
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世界最大のスポーツイベントが、華やかな開会式とともに火蓋を切る。
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先制攻撃を受けたことで、不可避な報復戦争の火蓋を切ることになってしまった。
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