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気侭

きまま
名詞
1
標準
文例 · 用例
喰べ飽きると、密林の上を高く気侭に飛ぶのが好きで、またその飛行振りが自慢の種でもあつた。
逸見猶吉 火を喰つた鴉 青空文庫
――『私は生前何事も皆気随気侭に押しとおし、自分の思いが協わなければこの世に生甲斐がないように考えて居りました。
浅野和三郎 霊界通信 小桜姫物語 青空文庫
きょうは竿の上げ下げにも、足一歩運ぶにも、やかましくお前の自由を束縛したけれど、これから後はきょうの指導を基礎としてお前の工夫と才覚と思案とをめぐらして、自由に気侭に釣ってみるがよい。
佐藤垢石 青空文庫
これらの脊椎動物は他の無数の――海棲陸棲気生の動植物の――生命形態と同じく、古きものどもが作成した生きた細胞が勝手気侭に、しかし彼らの注意を惹くことなく進化した産物であった。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 狂気の山脈にて 青空文庫
」「そんなにキママを云うてどうするんぞいや!
黒島伝治 二銭銅貨 青空文庫
僕の天性の我がまま気儘も、これにまた輪をかけて自分を洞窟の仙人にした。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
僕の天性の我がまま気儘も、これに輪をかけて自分を洞窟の仙人にした。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
尤も、大戦前のドイツのある化学工業会社などでは、常に数十人の学者を養って、それに全く気儘な研究をさせたという話である。
寺田寅彦 学問の自由 青空文庫