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軍書

ぐんしょ
名詞
1
標準
military book
文例 · 用例
いや、嘘のような話です――遥に蘆の湖を泳ぐ馬が、ここへ映ったと思ったとしてもよし、軍書、合戦記の昔をそのまま幻に視たとしても、どっち道夢見たように、瞬間、馬だと思ったのは事実です。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
篠崎流の軍書にも見えぬ智慧才覚じゃが、あれに気がつくとは主水之介の眉間傷もまだ錆びぬかのう。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
上のかたに床の間、これに「天地有正氣」と大きく書いたる掛地をかけ、時節の花を生け、軍書のやうなものも積んである。
岡本綺堂 正雪の二代目 青空文庫
(大泉伴左衞門は軍書の卷物をのせたる机を横にし、大きい手あぶり火鉢を前にして、敷皮の上に坐つてゐる。
岡本綺堂 正雪の二代目 青空文庫
むかしの合戦に火牛の計略を用いたとかいうことは軍書や軍談で知っているが、いま眼のあたりに火の粉を浴びた荒熊の哮り狂っている姿を見せられた時には、どの人も異常の恐怖に襲われて、悲鳴をあげながら逃げ迷った。
熊の死骸 半七捕物帳 青空文庫
ちようどそのころ伊藤という友だちが呉の海軍書記生をやつており、かたわらしろうと芝居に熱中していた。
伊丹万作 私の活動写真傍観史 青空文庫
近松の文学には、戦国生き残りの生活方便として軍書読みの生活が、流れ込んでゐる型が見えます。
折口信夫 無頼の徒の芸術 青空文庫
お夜詰には佐藤平馬、外村惣衞と申してお少さい時分からお附き申した御家来|中田千股、老女の喜瀬川、お小姓|繁などが交々お薬を上る、なれどもどっとお悪いのではない、床の上に坐っておいでゞ、庭の景色を御覧遊ばしたり、千股がお枕元で軍書を読んだり、するをお聞きなさる。
三遊亭圓朝 菊模様皿山奇談 青空文庫
作例 · 標準
彼は古本屋で偶然手に入れた古い軍書を読み込み、戦国時代の戦術を研究した。
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その軍書には、門外不出とされていた秘密の陣形が詳細に記されていた。
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古典的な軍書の内容を、現代のサイバー戦に応用しようとする試みがある。
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