列藩
れっぱん
名詞
標準
many feudal domains
文例 · 用例
「青森県沿革」本県の地は、明治の初年に到るまで岩手・宮城・福島諸県の地と共に一個国を成し、陸奥といひ、明治の初年には此地に弘前・黒石・八戸・七戸および斗南の五藩ありしが、明治四年七月列藩を廃して悉く県となし、同年九月府県廃合の事あり。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
当時江戸に集っていた列藩の留守居は、宛然たるコオル・ヂプロマチックを形っていて、その生活は頗る特色のあるものであった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
列藩徴士中の高齢者で、少し疎になつた白髪を髻に束ねてゐる。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
その月の八日はかねて幕府が問題の生麦事件でイギリス側に確答を約束したと言われる期日であり、十日は京都を初め列藩に前もって布告した攘夷の期日である。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
十月十三日には政権返上のことを列藩に通じ、十四日にはその事を御奏聞に達した。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
列藩の家老たちも来てそれぞれ着席する。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
それは日本の政体の復古した事、帝自ら政権を執りたもう事、外国の交際も一切朝廷で引き受ける事は過日兵庫において布告したとおり相違のない旨を告げ、今回外国事務局を建てて交易通商一切の諸事件をことごとく取り扱うから、今日改めて朝廷守護の列藩と共に、各国公使に会同してこの盟約を定める旨を告げた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
帝はじめ列藩の諸侯が日本人民のために広く信睦を求め、互いに誠実をもって交わろうということは、各国においてもかねがね渇望したところである、今後は帝の朝廷を日本の主府と仰いで、万事その政令を奉ずるであろう。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
幕末の動乱期において、幕府は列藩に対して軍事力の提供を強く求めた。
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尊王攘夷の機運が高まる中、列藩の志士たちが密かに京都に集結し、国の行く末を議論した。
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新政府軍の圧倒的な武力の前に、抵抗を続けていた奥羽越の列藩も次々と降伏していった。
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