屯食
とんじき異読 とじき
名詞
標準
egg-shaped glutinous rice ball (Heian, Kamakura periods)
文例 · 用例
屯食の用意などはお指図を受けて頭中将が皆したのである。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
屯食五十具、碁手の銭、椀飯などという定まったものはその例に従い、産婦の夫人へ料理の重ね箱三十、嬰児の服を五枚重ねにしたもの、襁褓などに目だたぬ華奢の尽くされてあるのも、よく見ればわかるのであった。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
飯駅は、その家では屯食にでもありつくのだらう。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
屯食――とは遠い時代、握り飯のことを称った名と聞いている。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
屯食いという意味から生れた言葉であろう。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
駄餉とも雑餉ともこれをいって、飯は屯食という握飯で、汁は添わなかったようであるが、そのかわりにはいろいろのご馳走が櫃や長持で持ちはこばれ、上下何十人の者が路傍の森の蔭などで、草にむしろを敷いてゆっくりとこれを食べ、馬や車牛までが結構な秣にありついたのであった。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族たちは、宴で屯食を嗜んだという。
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歴史書には、屯食の製法や食べる様子が記されている。
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博物館の展示で、当時の屯食が再現されていた。
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