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蟠踞

ばんきょ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
becoming firmly established
文例 · 用例
またゐた――再び吃驚したのは三角をさかさな顏が、正面に蟠踞したのである。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
左大臣|魚名の後で、地方に蟠踞して威望を有して居たらうが、これもたゞの人ではない。
幸田露伴 平将門 青空文庫
その一方には芝笹の所々に、つつじや榊を這わせた植込みがあり、他方は少し高くなり、庭隅の一本の頑丈な巨松の周りに嵩ばった八ツ手の株が蟠踞している。
――二つの連作―― 青空文庫
この男の意志を蹂躪し、彼からは全然独立した・意地の悪い存在のように、その濃紺の背広の襟と短く刈込んだ粗い頭髪との間に蟠踞した肉塊――宿主の眠っている時でも、それだけは秘かに目覚めて哂っているような・醜い執拗な寄生者の姿が、何かしら三造に、希臘悲劇に出て来る意地の悪い神々のことを考えさせた。
中島敦 狼疾記 青空文庫
明治史の裡面に蟠踞する浪人界の巨頭じゃないか。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
が、熊襲や蝦夷は一、二度の御征討に依つて、屈服するものでなく、仲哀天皇の御世に又叛いて、神功皇后の三韓征伐の遠因をなしてゐるし、蝦夷は勢力強大で、東海|東山より奥羽地方にかけて蟠踞し、長く化外の民として、平安時代に至る迄、わが朝廷に背いてゐるのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
で、このごろでは巴御殿、幻怪神秘のとばりを纒い、蟠踞するようになってしまった。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
山鳥や鴨の剥製が、大威張りでその中に蟠踞している。
国枝史郎 奥さんの家出 青空文庫
作例 · 標準
その巨大企業は、長年にわたり業界の頂点に蟠踞し続けている。
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犯罪組織は、その街に深く蟠踞し、住民を恐怖に陥れていた。
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新しい思想が社会に蟠踞するには、時間と努力が必要だ。
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2
標準
exercising authority
作例 · 標準
彼は会社の重役として、絶対的な権力を蟠踞していた。
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地方の有力者が、その地域に蟠踞し、政治に大きな影響力を持っていた。
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軍事政権は、国家の中枢に蟠踞し、国民の自由を奪った。
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3
標準
settling in a coiled shape
作例 · 標準
大蛇が岩の上に蟠踞し、獲物が通りかかるのをじっと待っていた。
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古い神社の境内には、龍が蟠踞しているかのような巨木があった。
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彼は椅子に蟠踞するように座り込み、考え込んでいた。
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