木挽小屋
こびきごや
名詞
標準
sawyer's shed
文例 · 用例
あなた分ったでしょう、今あの木挽小屋の前を通って見たでしょう。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
あなた分つたでせう、今あの木挽小屋の前を通つて見たでせう。
— 泉鏡花 『三尺角拾遺』 青空文庫
木挽小屋が立っている。
— 国枝史郎 『畳まれた町』 青空文庫
彼が歸る日は珍らしく快晴だつたので、送つて行くことにし、いつしよに例の戰場ヶ原の木挽小屋の跡を訪ね、原の中程の三本松の茶屋で、茶を飮んで別れて來た。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
木挽小屋の跡は小笹やクゴ草の間にそれと分つたが、その時分の木挽の兄弟は、今は日光の町にゐないことだけは確かで、行衞は分らないと云ふそこの茶屋の爺さんの話だつた。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
無口な、理窟ぽい青年のやうな顔をして、木挽小屋の軒で、夕暮の糠雨に霑れてゐた。
— 三好達治 『測量船』 青空文庫
僕は行って見たが、結構山の中だよ」「木挽小屋に五年もいたんだから、大鋸屑の香がするなんて言われると困る」 と冗談を言って、僕は厭な暗合だと思った。
— 佐々木邦 『合縁奇縁』 青空文庫
ふたりとも、非常に疲れている容子だし、空腹でもあろうとわしは察して、鍬を返しに行ったついでに、木挽小屋から食物や湯など貰って来てやると、二人は欣んだが、食物には手をつけず、「そちは此処の土へ、一体何を埋めたのか」 と、土色の変っている所を指して訊ねた。
— 吉川英治 『茶漬三略』 青空文庫
作例 · 標準
山道の奥に、古びた木挽小屋がひっそりと建っていた。
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木挽小屋の中には、年季の入ったのこぎりや工具が並んでいた。
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子供の頃、秘密基地のように木挽小屋で遊んだ記憶がある。
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