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小舎人

こどねり
名詞
1
標準
文例 · 用例
でも公事に急かれては其儘には済まされぬので、保胤の面目無さ、人々の厄介千万さも、御用の進行の大切に押流されて了って人々に世話を焼かれて、御くらの小舎人とかに帯を借りて、辛くも内に入り、公事は勤め果したということである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
中には金魚が落雁を食ったような美少年も多く、南方先生「大内の小さ小舎人ててにや/\」てふ古謡を臆い起し、寧楽・平安古宮廷の盛時を眼前に見る心地して、水ばなとともに散り掛かるプラタヌスの下に空腹ながら時ならぬ春を催しやした。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
」 とおっしゃって、調使丸という召使いの小舎人をくらの後ろに乗せたまま、馬の背に乗って、そのまますうっと空の上へ飛んでお行きになりました。
楠山正雄 夢殿 青空文庫
――(すると、突然ある日、そのころ筑後の前司の小舎人になっていた弟が、盗人の疑いをかけられて、左の獄へ入れられたという知らせが来た。
芥川龍之介 偸盗 青空文庫
所謂小舎人、或は小舎人童と称せられる者の古い形がそれだ。
――その基礎論―― 日本文学の発生 青空文庫
小舎人に当るものが、高低二種類に岐れて、其貴族の子弟の殊に、臨時に召されることを童殿上と云つた。
――その基礎論―― 日本文学の発生 青空文庫
舎人に対して、小舎人であり、其が小さ児なることを明らかに示す為に、小さ子舎人と云つた風があつたらしい。
――その基礎論―― 日本文学の発生 青空文庫
此殿上童或は小舎人の起原は、もと家屋の精霊として考へられてゐたのだ。
――その基礎論―― 日本文学の発生 青空文庫