求むる
もとむる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to want
文例 · 用例
そして杖にすがったまま辛うじてかがんだ猫背を延ばして前面に何物をか求むるように顔を上げた。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
女神は一々、まじめに、その恋を求むる男たちに見向ったらしい。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
また芸術の領域にあっても、「色を求むるにはあらず、ただ色合のみ{3}」といったヴェルレエヌとともに我々は趣味としての色合の価値を信ずる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
故に各種原因の重要の度を比較して、影響の些少なるものを度外視し、いわゆる「近似」を求むるを常とす。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
併し再度出京の目的は自己の私心を満足させんとの希望ではない、衣食を求むるため生活の道を得んがため、老親の短き生先を自分の手にて奉養せんとの希望のためであった。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
この「最後の人」よりもずつと低調で、結末の意想が割につまらなくはあつたが、同じやうにちよつとした文藝内容を捉へて、それを映畫的にうまく生かしたものに「救ひを求むる人々」がある。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
云つてみれば、「最後の人」や「救ひを求むる人々」のやうなのも無論結構だが、生半可に文藝的内容なんぞにこだはらずに、映畫的にあすこまで徹底してもらへば「ホテル・イムペリアル」のやうなのも非常に面白い。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
璧を齎ちて河を渡りける時、河の神の、璧を得まくおもふより波を起し、蛟をして舟を夾ましめ其を脅し求むるに遇ひしが、吾は義を以て求むべし、威を以て劫すべからずとて、左に璧を操り右に剣を操り、蛟を撃ちて皆殺しにしけるとぞ。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は常に、完璧な仕事を求むる職人だ。
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人間は、誰もが幸福を求むる生き物だ。
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私たちは、未来を切り開く勇気を求むる。
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