馬謖
ばしょく
名詞
標準
文例 · 用例
彼は第一囘の北伐の時に、大將の馬謖が彼の指揮に違背して敗軍した罪を正すべく、之を誅戮した。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
馬謖は孔明の尤も親愛した軍人で、馬謖自身も明公(孔明)視謖猶子、謖視明公猶父と申して居る。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
孔明は馬謖の罪を正した後ち、泣いてその靈を祭り、又よくその遺族を保護した。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
われわれの揺籃の歌は「戦ひの花」に満ちてをり「泣いて馬謖を斬る」ことは、支那ではともかく、日本では朝飯前である。
— 岸田國士 『空地利用』 青空文庫
そこで私は取引の約束を無視したやり方に憤慨し今日限り品物を入れることをお断りすると通告し、かつ重大な取引上のことについて店主の指揮をうけずに無断で規則を破った私の店員に対し、かわいそうではあったが泣いて馬謖を切ってしまいました。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
本来ならば、泣いて馬謖を斬るべきところであるが、それではまた、あまりに芝居が過ぎるとの非難もあらう。
— 岸田國士 『戯曲二十五篇を読まされた話』 青空文庫
民部、民部」「はッ」「わしに代って、おまえが御神縄をうけて忍剣を、捕りおさえてこい」 泣いて馬謖をきる伊那丸の心とよめたので、「はッ、かしこまりました」 と、小幡民部は、涙をふるッて、かけだした。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
小六の胸には、馬謖を斬るの気もちで――甥の成敗を決心していながらもまだ――情と正義とが、割りきれずに、乱れ合っていた。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
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馬 謖 は、中国後漢末期から三国時代にかけての武将。字は幼常。荊州襄陽郡宜城県の出身。兄は馬良(四男)、ほか三名(実名不詳)。襄陽の名家であった「馬氏五常」の五男(末子)。
出典: 馬謖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0