プツリ
プツリ異読 ぷつり
副詞-と副詞
標準
(breaking) with a snap (of a thread, string, etc.)
文例 · 用例
夜に入っては、私は虫が嫌いなので、障子を締め切ってしまうと、あっちでも、こっちでも障子の外で、カサカサカリカリと忍び音がする、嘴や鬚で、プツリと穴を明けて、中を覗き込んで、呪っているのではあるまいかと、神経が苛々する。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
黒き毛、白髪の塵ばかりをも交えぬを、切髪にプツリと下げた、色の白い、艶のある、細面の頤尖って、鼻筋の衝と通った、どこかに気高い処のある、年紀は誰が目も同一……である。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
綱はプツリと音を立てて切れました。
— 渡辺温 『イワンとイワンの兄』 青空文庫
落ちる四人と堪える四人との間で、ロープは力足らずしてプツリと切れて終いました。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
はじめは一寸白くなった皮膚のおもてが、次第に桃色を帯びてきて、到頭プツリと真赤な血の粒が一点から盛上ると、見る見るそれが大きくなり、やがて糸をひいて、ぽとりと土の上に垂れるのであった。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
抓んで引っぱってみると、すぐにプツリと切れてしまった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
四 姉と争った後味の悪い気持で、お店へ来ると、女給の一人の妙子という、チンマリと可愛い顔の少女が、豊かな黒髪を、プツリと切って、すっかり見違えるような後姿で、水盤の水を入れかえているので、新子は驚いて、「まあ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
ふと、私は針の先が虫の背中にプツリと刺さる音が、この時厭に神経的に私の胸にも刺さるやうに伝つた、私は思はず胸に手をあてゝ、眉を顰めました。
— 牧野信一 『趣味に関して』 青空文庫
作例 · 標準
張り詰めていた緊張の糸がプツリと切れ、彼女はその場にへたり込んで泣き出した。
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凧揚げの最中に突風が吹き、手元のタコ糸がプツリと切れて空高く飛んでいってしまった。
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ハサミの刃を当てると、太いロープがあっけなくプツリと真っ二つに分断された。
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標準
(ending) suddenly (of a call, communications, etc.)
作例 · 標準
毎晩のようにかかってきていた無言電話が、警察に相談した途端にプツリと鳴り止んだ。
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動画のストリーミング再生中、Wi-Fiの接続が切れて映像がプツリと止まってしまった。
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賑やかだったセミの鳴き声が、夕立の気配とともにプツリと途絶えた。
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標準
piercing (e.g. with a needle)
作例 · 標準
ピアッサーを使って、耳たぶにプツリと小さな穴を開けた。
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予防接種の注射針が二の腕にプツリと入り、思わず目をギュッと閉じた。
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待ち針をピンクッションにプツリ、プツリと一定のリズムで刺して片付けていく。
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標準
squashing (something small; e.g. an insect)
作例 · 標準
腕に止まって血を吸っていた蚊を、手のひらでプツリと叩き潰した。
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葉っぱの裏にびっしり付いていたアブラムシを、指先でプツリと潰して駆除した。
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梱包用のプチプチを、暇つぶしに一つずつプツリと潰して遊んでいた。
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標準
breaking out (e.g. of a pimple)
作例 · 標準
ストレスが胃腸にきているのか、口の周りに吹き出物がプツリとできている。
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朝起きて顔を洗おうとしたら、顎のラインにニキビがプツリと発生していてショックだった。
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季節の変わり目になると、肌が荒れて頬に赤いデキモノがプツリと現れる。
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