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尼法師

あまほうし
名詞
1
標準
nun
文例 · 用例
――これが目くされの、皺だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師でございました。
芥川龍之介 青空文庫
こちらは京極の左大弁様で、何事かと胸を轟かせながら、慌て御文を開けて見ますと、思いもよらず御姫様は、いかに左大弁様を思いわびてもとんとつれなく御もてなしになるから、所詮かなわぬ恋とあきらめて、尼法師の境涯にはいると云う事が、いかにももの哀れに書いてあるではございませんか。
芥川龍之介 邪宗門 青空文庫
三 我身の因果を歎ち、黒髪をたち切って、生涯を尼法師で暮す心を示したお若の胸中を察します伯父は、一層に不愍が増して参り、あゝ可愛そうだ、まだ裏若い身であんなにまで恥ているは……あゝこれも因縁ずくだ、前の世からの約束ごとだから仕方がない、と晋齋もお若のするが儘にさせておきました。
三遊亭圓朝 根岸お行の松 因果塚の由来 青空文庫
寂光院の塔頭に新たなる庵を結んだ、一人の由緒ある尼法師、人は称して、阿波の局の後身だとも言うし、島原の太夫の身のなる果てだと言う者もあります。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
この尼法師、年はもはや五十路を越えているが、その容貌はつやつやしい。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
妻が尼法師で、俗人を夫に持っている類のものも、すでに平安朝の中頃にはあったらしい。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
かの女の歌の中の常陸介は、はたしてかの女の夫の字か否か不明ではあるが、かかる種類の尼法師が必ずしも法師をのみ夫に持っておったとはかぎるまい。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
彼らの多数は男法師であったであろうが、その間また尼法師も少しとしなかったに相違ない。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日尼法師について考えている。
尼法師という言葉は日本語で重要だ。
彼は尼法師の意味を理解している。
この文には尼法師が含まれている。