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臨終正念

りんじゅうしょうねん
名詞
1
標準
holding the proper state of mindfulness at the moment of death
文例 · 用例
私は暫く考えていましたが、願わくば臨終正念を持たしてやりたいと思いまして「もうお前の息苦しさを助ける手当はこれで凡て仕尽してある。
梶井久 臨終まで 青空文庫
二月二十六日に法然は法皇の御所に参じて、御戒を奉られ御往生の儀式を定め、重ねて念仏のことを申上げられ、それから三月の十三日に御臨終正念にして称名を相続しながら御端坐のままで往生を遂げさせられた。
中里介山 法然行伝 青空文庫
十二 大炊御門左大臣(経宗)という人は月輪兼実とは違い、日頃から余り信仰のない人であったが、ある人の方便で上人を請じ屏風を距てて念仏談を聞き信仰心を起して法然に帰敬し、文治五年の二月十三日に生年七十一で出家を遂げたがその月八日臨終正念の往生をとげたという。
中里介山 法然行伝 青空文庫
大宮内府(実宗)も法然を主として出家入道し、臨終正念に往生を遂げた一人である。
中里介山 法然行伝 青空文庫
せめて御身達わしの心を汲んで上人の恩免のことをよくよくお取り計らいなさるように」といわれたから、光親卿は涙ながらにそのことを承知して、御安心なさいというているうちに四月五日臨終正念にして、念仏数十遍禅定に入るが如く月輪殿で往生を遂げられた。
中里介山 法然行伝 青空文庫
小さな土器を六つ並べて香をもり、火を消さず、とり移しとり移して、念仏して、人にも会わなければ全く別世界を劃していたが、元久元年の冬|臨終正念にして端座合掌、高声念仏して息絶えた。
中里介山 法然行伝 青空文庫
三人は嵯峨の奥の山里に念仏して往生必定臨終正念と祈った。
宮本百合子訳 「平家物語」ぬきほ(言文一致訳) 青空文庫
作例 · 標準
熱心な仏教徒であった祖母は、常に臨終正念を心掛けて日々を過ごしていた。
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僧侶は、死の瞬間に心が乱れないよう、臨終正念の重要性について説いた。
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彼は師の教えを守り、静かに瞑想しながら臨終正念を保ち続けた。
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