草藁
くさわら
名詞
標準
grass and straw (as fodder for horses, etc.)
文例 · 用例
▲文人の仕事を機械的にしたのは印刷術の進歩で、文人の頭脳の産物を機械がドシ/\印刷して了うから、機械を間断なく運転させる為めには、印刷材料たる草藁をも亦間断なく準備しなければならない。
— 内田魯庵 『駆逐されんとする文人』 青空文庫
近ごろその草藁を持し来つて余に示す。
— 石原純 『杉田玄白』 青空文庫
彼はさわってもらいたくない、そのくせまったくさわられなかったらまた不満である傷口にさわられたのである。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
痛いきずは、どんなに用心ぶかくさわられても痛いのに、まして、そのきずに気がつかないで、無遠慮にさわられては全くたまったものではないのだ。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
熱風のそよぎになまぬるくさわられながら、しなやかな水の上でクッションにもたれたまま、旅人はいかにも異常な、と同時に甘美な遊惰を楽しみつつ、目をとじた。
— DER TOD IN VENEDIG 『ヴェニスに死す』 青空文庫
さわるが如くさわらざるが如く揺れている様子は大変風情があって、何か目をひきつける魅力があります。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫