白鬚
しらひげ
名詞
標準
文例 · 用例
白鬚まじりの鬚に氷柱をさがらした老人だった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
向う河岸の公園出てすぐだろ」「じゃ、一人で白鬚の渡し渡って買ってらっしゃい。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
石井氏は明治天皇の臨御になつた三條公の邸宅を買つて白鬚橋畔に之を奉安し、自もまた傍に住んだが、この家の後ろ横にも、その土藏を移した。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
石井氏は明治天皇の臨御になつた三条公の邸宅を買つて白鬚橋畔に之を奉安し、自もまた傍に住んだが、この家の後ろ横にも、その土蔵を移した。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
が、そこには白鬚様があるのでもなし、ただ小さな島一ぱいに、パリの貧民窟のと同じドンチャンドンチャンがあるだけの話だ。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
見れば、白鬚長き老翁、爐にあたり、自在にさがれる鐵瓶を隔てて老媼と相對す。
— 大町桂月 『杉田の一夜』 青空文庫
雪子の父の白鬚の品の好いお爺さんは、「頼んでも大江へ貰うて貰へばよかつたのに」と、残念がつてゐるとのことを私は人伝に聞いた。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫
白鬚、牛頭天殿、鯉、白魚……名物ずくめのこの向島のあたりは、数寄者、通人の別荘でいっぱいだ。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫