表店
おもてだな
名詞
標準
house on a main street
文例 · 用例
芸者屋をしている表店と彼女の住っている裏の蔵附の座敷とは隔離してしまって、しもたや風の出入口を別に露地から表通りへつけるように造作したのも、その現われの一つであるし、遠縁の子供を貰って、養女にして女学校へ通わせたのもその現われの一つである。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
芸者屋をしている表店と彼女の住っている裏の蔵附の座敷とは隔離してしまって、しもたや風の出入口を別に露地から表通りへつけるように造作したのも、その現れの一つであるし、遠縁の子供を貰って、養女にして女学校へ通わせたのもその現れの一つである。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
かれは三十になるまで独身で、きざみ煙草の荷をかついで江戸市中の寺々や勤番長屋を売り歩いているのであるから、その収入は知れたもので、このままでは鬢の白くなるまで稼ぎ通したところで、しょせん一軒の表店を張るなどは思いもよらないことであった。
— 岡本綺堂 『放し鰻』 青空文庫
まだ元和慶長ながらの武の道がお盛んな時代ですから、もとより商売はことのほかの繁盛ぶりで、三間間口の表店には、百丁ほどの半弓がずらりと並び、職人徒弟も七、八名――。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
間口は狭いが、ともかくも表店で、きょうは勿論商売を休んでいるらしかった。
— 弁天娘 『半七捕物帳』 青空文庫
そのころ七軒町の裏店から、表店へ。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
表店へ引越すつもりで、その用意をして居るのだよ。
— 盜まれた十手 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「それぢや始めますよ、親分」 八五郎は早くも、左側の表店を構へて居る地主の鶴屋利右衞門の家へ乘込みました。
— 處女神聖 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
例句