物分かり
ものわかり
名詞
標準
文例 · 用例
パーソナルコンピューターの世界に物分かりのいい大人しかいなくなったら、どうなっちまうんだよ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
中にも一番物分かりの好いと云う評判のお上さんの話がこうだ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
「兄さん、田舎の警察は物分かりが悪いのだねえ。
— 小酒井不木 『頭蓋骨の秘密』 青空文庫
ほんにほんに男の方と云うものは物分かりが悪くっていらっしゃいますことね。
— モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 『辻馬車』 青空文庫
黒目勝の目が折々物案じをするらしく、又物分かりの好ささうに見える事がある。
— コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 『樺太脱獄記』 青空文庫
「なんの御用ですか」と、ソロドフニコフは物分かりの悪いやうな様子で問うた。
— アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 『死』 青空文庫
捌けた臆面なしで、グレシアなどに類のない、教育のある、物分かりの好い男だ。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
あなたのお爺さんぐらゐ物の分かつたお爺さんは世間にざらにゐるものぢやないよ」「物分かりのいいお父さんなんて、だけど、結局窮屈ぢやないの」「閑と金と自由があつても、もてあましてゐる人がゐるよ」「お父さんがいくら物分かりがよくつたつて、とにかくお父さんだけのことですもの」「なによ、あんたは。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫