楽地
らくち
名詞
標準
carefree land
文例 · 用例
芝居裏の二枚看板、ちゃちなぽん引にうっかりつれこまれようとして、あわてて羽織|芸妓の裾のもとをかいくぐって、食傷路地に出てくると、鶴源の板前が瑪瑙色に塗った魚類の食楽地獄だ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
やがて、淫書の扉がひらくと、濛々とした紫煙のなかの客間から、現実の微細な享楽地帯が眼前にパノラマのようにあらわれた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
ああ、ただも一度二本の足でぴんぴん歩いてあの楽地の中の泉まで行きあの冷たい水を両手で掬って呑むことができたらそのまま死んでもかまわないと斯う思うだろう。
— 宮沢賢治 『学者アラムハラドの見た着物』 青空文庫
此処は巴里から自動車で二時間余で着く賭博中心の世界的遊楽地だ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
――スペインの前の執権、プリモ・ド・リヴェラは、正義振って遊楽地の賭博を禁止したのよ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
で、政府に収入がなくなったばかりで無く、遊楽地という遊楽地は火の消えた様に寂れる仕末…………ここから海岸伝いで国境を越えたサン・セバスチアンが宜い例ですよ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
私の秘密な任務は、その復興策の参考の為に、フランス遊楽地の繁栄策を探ることだったの。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
天王寺に近い新世界は、大阪市きっての娯楽地帯であった。
— 海野十三 『暗号数字』 青空文庫
作例 · 標準
喧騒から離れたこの静かな村は、私にとってまさに心の楽地だ。
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争いごとのない平和な楽地を求めて、人々は長い旅を続けた。
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都会の真ん中にありながら、この公園は市民にとっての憩いの楽地となっている。
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