冷やっと
ひやっと異読 ヒヤッと・ヒヤっと
副詞動詞-サ変
標準
feeling a sudden chill
文例 · 用例
サクラの順平もしば/\危い橋を渡る想いに冷やっとしたが、それだけにまるで凶器の世界にはいった様な気持で歩き振りも違って来た。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
そのつやの励ますような顔をただ一つのたよりにして、細かく震えながら仰向けに冷やっとする手術台に横たわった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
日は暮れて、表に出ると、冷やっとする山の夕靄を震わせて雪車につけたシュネー・ロルレンの、あわれ響のなつかしさ、アルヴは何処、雪の中に埋れて、渓川の響はその夜の夢に通わなかった。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
七時過ぎに、ようやく床をはなれて、旅服にあらためると、すぐ食堂に下りて来た、表へ出ると、晩秋のころに見るように、朝の空気が冷やっとこたえて、身体が引き締まるような気がする。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
うつらうつらしていた時、私はふと自分の手の上に冷やっとした感触を瞬間的に感じ、つづいて又、その温度がだんだん暖まってゆきながら、強くかたいように感じて来た。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
ガラス窓が破れたかと、ちょっと冷やっとしたが、これはどこかにたまっていた水らしい。
— 中谷宇吉郎 『海底の散歩』 青空文庫
RIICHI UMEKAWA とロオマ字でもって印刷した名刺を作らせ、少し気取って私にも一枚くださいましたが、読んでみると、リイチ・ウメカワとなっているので、私まで、ひやっとして、兄さんは、ユメカワでしょう?
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
しかし、お君が翌年の三月男の子を産むと、日を繰って見てひやっとし、結婚してよかったと思った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
クーラーの効きすぎた部屋に入った瞬間、冷やっとした空気が肌を刺した。
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窓を開けっぱなしで寝ていたら、深夜に冷やっとした風で目が覚めた。
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洞窟の入り口に立つと、奥から冷やっとした不気味な風が吹き抜けてきた。
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標準
feeling sudden surprise (fright, horror, etc.)
作例 · 標準
暗闇の中で誰かに肩を叩かれ、冷やっとした恐怖が全身を駆け巡った。
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「提出期限は昨日だよ」と言われ、冷やっとした焦りがこみ上げてきた。
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階段を踏み外しそうになり、冷やっとした瞬間に手すりを掴んで助かった。
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