射映
しゃえい
名詞
標準
文例 · 用例
心|急きたる折ながら、八蔵は腰なる鍵を取り出して、勝手の戸に外より鎖を下し、急ぎ門前に立出でて、滑川の方へ行く泰助の後より、跫音ひそかに跟け行けども、日は傾きて影も射映ねば、少しも心着かざりけり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
ヴォルフがこの作品集の中のでも、機械と人間のくみ合わせを扱っているところで先の写真帳の中のアメリカの作品のように、単なメカニズムの興味で、反射映像を弄んだりちっともしていないところ、やはり自然のよさがあります、ヴォルフ夫人も実によくとれているわ。
— 一九四一年(昭和十六年) 『獄中への手紙』 青空文庫