相合い
あいあい
名詞
標準
文例 · 用例
さむざむと冷え渡って冷えは強いが、冷えればまた冷えたで相合いこたつのさし向かい、忍びの夢路の寝物語。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
もう今夜から天下晴れてのご夫婦ですもの、なかよく相合いがさでいらっしゃいまし……」 お供の駕籠屋たちは、出入りの者らしい様子でした。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
相合いがさに見える文字を拾っていくと、日本橋本石町薬種問屋林幸と読めるのでした。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
お客はその相合いがさのぬしがふたりきり……。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
しぶきの中をゆさゆさとゆられながら、やがて相合いがさは並み木の土手へ上がりました。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
三本めの桜の横をだらだらと向こうへ降りながら、まもなく相合いがさのふたりが訪れたところは、ひと目にどこかの寮とおぼしきしゃれたひと構えです。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
そしてせっかく相合い、心を傾けて愛し合いながら終わりを全うすることができないで別れねばならなくなるのか。
— 倉田百三 『人生における離合について』 青空文庫
哲学とジャーナリズムとが批評=批判=評論という機能に於て相合い、交叉すると云っても、両者の場合、夫々この批評=批判=評論というものの意味が違っているのではないか、という疑問があるかも知れない。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫