芸術院
げいじゅついん
名詞
標準
academy of arts
文例 · 用例
そのお方のお名前は、あなたもご存じかも知れませんが、六十すぎた独身のおじいさんで、芸術院とかの会員だとか何だとか、そういう大師匠のひとが、私をもらいにこの山荘にやって来ました。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
九日は帝国芸術院会員が初度の顔合せというので、私も文相からの案内を受けて、一旦は出席の返事を出しておきながら、更にそれを取消して、当夜はついに失礼することになった。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
文芸懇話会が、文学の隆盛のための組織としてはそれ自身矛盾を包んでいることは既に明らかにされたのであったが、一九三七年という年は、更に建国祭を期して文化勲章が制定せられ、帝国芸術院というものが設立され、文芸懇話会は創立四年目に発展的解消をとげて、新日本文化の会として現れた。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
先頃帝国芸術院が出来、顔ぶれがきまった時、その一員となった或る文学者の近親が、勅任官待遇で野たれ死にしたら面白いことだね、という意味をいったそうである。
— 宮本百合子 『近頃の話題』 青空文庫
リオンスの作家観をもってすれば、芸術院へ入ることを正宗白鳥氏がことわったことも、藤村氏が辞退したことも、荷風氏が氏の流儀ではねつけたのも、悉くわけのわからないことになるのである。
— 宮本百合子 『近頃の話題』 青空文庫
帝国芸術院に対する一般の気受けについては、現在各人の胸に活きているものであるから姑くいわず、ただ、芸術院賞というようなものを制定したら、収拾し得ない紛糾をまき起す内部の事情であろうということは誰しも推察するにかたくないのである。
— 宮本百合子 『近頃の話題』 青空文庫
芸術院会員にはなれず、しかも事大的に鬱勃たる一団の壮年者によって「新日本文化の会」というのは結成されるのであろう。
— 宮本百合子 『近頃の話題』 青空文庫
時評の中で佐藤氏は、帝国芸術院が年金をきめていないことをあげ、芸術家の経済的窮乏が芸術家と政府とを惧しめる結果になることを惧れているけれども、一個の芸術家が生ける屍として現れるのは、あながち経済的窮乏のみによらないことを教えられるのである。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
作例 · 標準
日本芸術院の会員に選ばれることは、日本の芸術家にとって最高の名誉の一つとされる。
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芸術院の主催する展覧会には、各分野の大家による重厚な作品が並んでいる。
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新しく芸術院の門を叩いた若手作家が、伝統ある組織に新しい風を吹き込んだ。
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