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手々

てて
名詞
1
標準
hand
文例 · 用例
十二 信如が何時も田町へ通ふ時、通らでも事は済めども言はば近道の土手々前に、仮初の格子門、のぞけば鞍馬の石燈籠に萩の袖垣しをらしう見えて、椽先に巻きたる簾のさまもなつかしう、中がらすの障子のうちには今様の按察の後室が珠数をつまぐつて、冠つ切りの若紫も立出るやと思はるる、その一ト搆へが大黒屋の寮なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
十二 信如が何時も田町へ通ふ時、通らでも事は濟めども言はゞ近道の土手々前に、假初の格子門、のぞけば鞍馬の石燈籠に萩の袖垣しをらしう見えて、椽先に卷きたる簾のさまもなつかしう、中がらすの障子のうちには今樣の按察の後室が珠數をつまぐつて、冠つ切りの若紫も立出るやと思はるゝ、その一ツ構へが大黒屋の寮なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
手々で、じかに掴んで喰べても好いのだよ」 子供は、その通りにした。
岡本かの子 青空文庫
そして、「さ、婆や」と両方から、一時にお手々が出てしまいました。
岡本かの子 ひばりの子 青空文庫
誰のお手々でも育ちはしないのですよ」とおっしゃいました。
岡本かの子 ひばりの子 青空文庫
間もなく洞穴へ帰って来た子狐は、「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。
新美南吉 手袋を買いに 青空文庫
「坊やお手々を片方お出し」とお母さん狐がいいました。
新美南吉 手袋を買いに 青空文庫
そうするとね、中から人間が、すこうし戸をあけるからね、その戸の隙間から、こっちの手、ほらこの人間の手をさし入れてね、この手にちょうどいい手袋頂戴って言うんだよ、わかったね、決して、こっちのお手々を出しちゃ駄目よ」と母さん狐は言いきかせました。
新美南吉 手袋を買いに 青空文庫
作例 · 標準
「ほら、お外から帰ったら手々を綺麗に洗いましょうね」と母が幼い子供に語りかけた。
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赤ちゃんが小さな手々を握りしめて眠っている姿は、見ているだけで心が温まる。
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泥遊びで真っ黒になった手々を見せて、子供は誇らしげに笑っていた。
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