様上
さまうえ
名詞
標準
文例 · 用例
庄屋様上りの百姓政治家は帝都の中央では対手にされなかった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
ねんねんよ、ねんねんよ、内の坊やのおめざには、ああかいお日様上げませう。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
その当人の器量次第では、妾と思はぬ、奥として待遇ふほどに、そこを万々承知して一ツよい奴、いゑ何よいお嬢様上りのものを、周旋してくれまいかとの、仰せを蒙りましたので。
— 清水紫琴 『誰が罪』 青空文庫
組屋敷の門内で仕事をしなきゃ、市ヶ谷の尾州様上屋敷へ荷がついてからだろう」「市ヶ谷の上屋敷じゃありません。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
この老爺は小田原在の百姓で水右衞門といふのださうですが、村から御領主大久保加賀守樣上小川町の御屋敷にお屆けする、公用金百兩を、月當番二人で江戸まで持つて來ることになつたところ、一人は急病で動けなくなり、水右衞門たつた一人で、覺束ない乍ら江戸まで持つて來たといふのです。
— 盜まれた十手 『錢形平次捕物控』 青空文庫