双対
そうつい
名詞
標準
duality
文例 · 用例
慰藉といふ事は、孤立したる立脚点の上に立つものにあらずして、何物にか双対するものなり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
人|生ながらにして義務を知るものならず、人生れながらに徳義を知るものならず、義務も徳義も双対的の者にして、社界を透視したる後、「己れ」を明見したるの後に始めて知り得可き者にして、義務徳義を弁ぜざる純樸なる少年の思想が、始めて複雑解し難き社界の秘奥に接する時に、誰れか能く厭世思想を胎生せざるを得んや。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
人生れながらにして義務を知る者ならず、人生れながらに徳義を知る者ならず、義務も徳義も双対的のものにして、社会を透視したる後『己れ』を明見したる後に始めて知り得べきものにして、義務徳義を弁ぜざる純樸なる少年の思想が始めて複雑解し難き社会の秘奥に接したる時に、誰か能く厭世思想を胎生せざるを得んや。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
此矛盾の両面を双対に見た時、代助は急に自己の没論理に恥ぢざるを得なかつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
この矛盾の両面を双対に見た時、代助は急に自己の没論理に耻じざるを得なかった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
「もう、じきひとりまえになるのだもの、私は、そうついて歩くまい。
— 小川未明 『どこかに生きながら』 青空文庫
……ひッ、……いけねえ、そうついだって飲めません」「なにも、そう遠慮なさることアねえ、顔つなぎだ。
— 御代参の乗物 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
哲学では、心と体の双対について深く議論される。
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この理論は、粒子の波と粒子の双対という概念に基づいている。
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数学の分野では、様々な定理に双対の関係が見られる。
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ウィキペディア
双対 とは、互いに対になっている2つの対象の間の関係である。2つの対象がある意味で互いに「裏返し」の関係にあるというようなニュアンスがある。また、2つのものが互いに双対の関係にあることを「双対性がある」などとよぶ。双対は数学や物理学をはじめとする多くの分野に表れる。
出典: 双対 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0