鵞口瘡
がこうそう
名詞
標準
thrush (pediatric disease)
文例 · 用例
虎毛が少し涎をたらしていました故鵞口瘡かも知れぬと申して。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
当区内の鵞口瘡は此六日を以て悉皆主治したとの話をした十二日 午前警視庁の巡回獣医来る 健康診断のためである。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
予は獣医に府下|鵞口瘡の模様を問うた。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
きょうは午后から鵞口瘡疫の事に就て。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
舌に腫物が出来たと云ふが、鵞口瘡にでもならねば好い。
— 芥川龍之介 『点心』 青空文庫
しかし二週たって、子供が鵞口瘡のために死んだときには、自分でその子を小さい棺に納めて、深い憂愁の面もちでじっとそれを眺めていた。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
彼の墓の上には蜂の巣がありこのミツバチが作る蜂蜜は鵞口瘡(*口腔カンジダ症)の子供に薬効があると言われた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
口の中の消毒が完全でなくて、「がこうそう」が出来そうにまで、舌苔の様なものをつけさせた上にこんな事までして行ったかと思うと、あの髪のちりちりの四角ばった頭の女が憎々しく思い出される。
— 宮本百合子 『一日』 青空文庫
作例 · 標準
「先生、赤ちゃんの口の中に白いミルクかすみたいなものがずっと残っているんです」「ああ、これは鵞口瘡ですね。お薬を出しておきます」
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哺乳瓶の消毒を怠ったせいか、息子が鵞口瘡になってしまった。
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小児科で処方されたゲル状の薬を、赤ちゃんの口の中の鵞口瘡にそっと塗った。
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