本工
ほんこう
名詞
標準
文例 · 用例
友人辻本工学士に拠ると信濃越中の国境に聳えている祖父ヶ岳は、「種蒔き爺さん」が笊を持った具合に現われるので、山腹雪解の頃、偃松が先ずその形に蔓って、出るのではないかという話である、偃松の仲間入は最もおもしろい。
— 小島烏水 『雪の白峰』 青空文庫
この異彩ある珍書は著者、解説者、装幀意匠者、製紙工、染織工、印刷工、製本工の共同制作によってできあがった一つの総合芸術品としても愛書家の秘蔵に値するものであろう。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
まさに〈幻の帝国〉である」草むしりと評価用キットの日々 川崎の集積回路事業部から、半導体の大型工場が設置された九州日本電気熊本工場へ籍を移していた後藤富雄は、かつての上司、渡辺和也を悩ませることになるゲテ物、マイクロコンピューターを、草むしりの合間を縫って大いに楽しんでいた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
九州日本電気熊本工場で、後藤富雄が草むしりの合間を縫っていじり回していたのも、埼玉大学理工学部の加藤明が卒業研究そっちのけでかじりついていたのも、教育を目的とした評価用キットである。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
教会の中に設けられた写本工房で本の書き写しを行うことは、修道士たちの日課とされていました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
写本工房からは、文芸書や修養書の類が生み出されるようになったのです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
彼らは、新しい知識を獲得するための道具や楽しみのための本を求め、写本工房には作業効率化の圧力がかかっていったのです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
)熊藏 やう/\のことで傘を一本工面して來たが、半次の奴はまだ見えねえかね。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫