照魔鏡
しょうまきょう
名詞
標準
文例 · 用例
月いと清うさしいでて、葉裏を透して照らすにぞ、偶然思い付く頬の三日月、また露れはせざるかと、懐中鏡を取出せば、きらりと輝く照魔鏡に怪しき人影映りけるにぞ、はっと鏡を取落せり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
石川からは、相変わらずの明星攻撃、文壇照魔鏡という渋谷の詩人夫妻の私行をあばいた冊子をわざと送り届けてよこした。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
若し這般の和訳艶情小説を一読過せんと欲するものは、請ふ、当代の照魔鏡たる検閲官諸氏の門を叩いて恭しくその蔵する所の発売禁止本を借用せよ。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
坊さん見たいに、大|胡坐を掻いてよ、お臍のあたりに印を結ぶと、親分の胸は地獄の繪の中にある、閻魔大王の照魔鏡見たいに、惡い野郎のしたことは、何んでも映る」「へえ、そいつは怖いね。
— 美少年國 『錢形平次捕物控』 青空文庫
ウィキペディア
照魔鏡(しょうまきょう)は、中国や日本の伝承に登場する鏡。妖怪の正体や妖術を照らし出してあばくとされている。降妖鏡(ごうようきょう)とも。
出典: 照魔鏡 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0