絵高
えこう
名詞
標準
文例 · 用例
智恵子の紙絵高村光太郎 精神病者に簡単な手工をすすめるのはいいときいてゐたので、智恵子が病院に入院して、半年もたち、昂奮がやや鎮静した頃、私は智恵子の平常好きだつた千代紙を持つていつた。
— 高村光太郎 『智恵子の紙絵』 青空文庫
(昭和八年)磁州窯鶏水入れ(宋窯) 中国河北省磁州窯の陶器は、最近までこれを一口に絵高麗と、日本では言っていました。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
絵高麗は元々朝鮮陶器でありまして、現に鶏竜山窯跡から様々なものが発掘されます。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
感じに於て磁州窯は硬く、絵高麗は軟らかいのでありますが、見慣れない者は判断に苦しむことが当然となっております。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
この鶏形の水入れも、昔ならばきっと絵高麗と言ったでありましょう。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
昨日はようように絵高麗と仲よくならんでいたものも、今朝見るとならべた方に間ちがいがあって、雲鶴青磁はひとりで超自然の形をとりたがっていることが判り、きのう、ならべて見た間違いを発見するわけであった。
— 室生犀星 『陶古の女人』 青空文庫
例えばあの古赤絵や龍泉の青磁や磁州の絵高麗や、それ等の美が民藝品として正しく解されている記事を私は見たことがありません。
— 柳宗悦 『民藝とは何か』 青空文庫
私は絵高麗の美を人々が賞めながら、なぜ瀬戸で焼かれたあの無銘の煮染皿や行灯皿(挿絵第一図と第四図とを見よ)を讃美しないかを不思議に感じる。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫