石果
せきか
名詞
標準
drupe
文例 · 用例
いしは、せきからこれを聞くと、さすがに、「本当かい」と顔じゅうを伸した。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
せきから、今朝の始末を聞いたと見え、彼は、恐縮そうに縞の着物の膝を畳んで挨拶した。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
重衡はすぐ筆をとって、せきかねて涙のかかるから衣 のちの形見にぬぎぞかえぬる すると、北の方の返り歌は、ぬぎかうる衣も今は何かせん きょうを限りの形見と思えば「縁あらば再び、来世で契り逢おう、そなたも、一つ蓮に生れるようよくよく祈っていてくれ。
— 第十二巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
素気なくいひ放ちたるに、それより庄太郎の気色常ならず、せきかくの花見もそこそこにして、帰りは合乗車といふは名のみ。
— 清水紫琴 『心の鬼』 青空文庫
しめれる土の上に悒せきかげの時うつりゆくごとに西へ震へて過ぎる。
— 忘春詩集 『忘春詩集』 青空文庫
「あに」と言いは言ったものの、其れから毎晩毎晩思い込んでせきかけせきかけお光が問うので、母も外で漏れては内で塞いでも詮ないとでも思ったか、或夜お光を膝にかき抱きて、涙ながらに話し聞かした。
— 徳冨蘆花 『漁師の娘』 青空文庫
」という声が、見物せきから、おこりました。
— 江戸川乱歩 『灰色の巨人』 青空文庫
その声に、眠っていた人たちも、みな目をさまし、せきから立って、うろたえはじめました。
— 江戸川乱歩 『黄金豹』 青空文庫
作例 · 標準
桃や梅、桜んぼうは、代表的な石果に分類される果物だ。
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石果は、硬い核を持つのが特徴で、その中に種子がある。
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庭に植えた杏の木が、今年はたくさんの石果を実らせた。
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